3D VRコンテンツの撮影準備とは
3D VRコンテンツの撮影準備とは、宴会場・客室・付帯施設を360°で撮影する前に、会場の状態、写り込む物、公開先、更新の担当を決めておく作業です。撮影後に修正や再撮影が必要になる場合があるため、準備の段階で決めることが撮影日の作業を左右します。本記事では、ルーブックが撮影を行うRoovook 3D VR(Sales-Engine Pro以上)を例に、撮影前の点検項目、公開先の選び方、更新の基準を整理します。
ひと目でわかるポイント
会場を未設営のまま撮るか、代表的なレイアウトを組んで撮るかを先に決めます。
掲示物、ロゴ、人物、他社の展示物が写り込まないよう、撮影日の会場使用を調整します。
掲載・共有先は自館サイト、見積書、営業メールの三つに分け、同じリンクを使います。
撮影前に決める四つの項目
項目 | 決めること | 未確認の場合に想定される支障 |
|---|---|---|
会場の状態 | 未設営か、代表的なレイアウトを組むか | 用途が伝わりにくい場合がある |
撮影範囲 | 会場だけか、入口からの動線と控室も含めるか | 受付位置や搬入経路の説明が別途必要になる |
写り込み | 掲示物・ロゴ・人物・他社の物品の扱い | 公開前に除去や再撮影が必要になる場合がある |
公開・更新の運用 | 掲載・共有先と再撮影の基準 | 改装後も旧状態のVRが残る場合がある |
四つは本記事の整理であり、前三つは撮影条件、四つ目は公開後の運用です。撮影を行う事業者の手順によって項目の呼び方は異なります。
会場の状態は用途に合わせて決めます
未設営の会場で撮影すると空間の広がりを示せますが、天井高・床面積の数値は図面や仕様表で補います。代表的なレイアウト(シアター形式、正餐形式(円卓)、立食形式など)を一つ組んで撮影すると、用途が伝わる一方で、別の形式を希望する主催者には図面での補足が必要になります。
複数の会場を撮影する場合は、会場ごとに状態を変える方法があります。大宴会場は正餐、中会議室はスクール形式のように、その会場で受ける催事に合わせます。レイアウト形式と人数の考え方は宴会場のレイアウトと人数の考え方を参照してください。
撮影範囲は入口からの動線を含めます
Roovook 3D VRでは、宴会場だけでなく客室・付帯施設と、入口から宴会場へ続く動線を撮影します。撮影範囲は、受付の位置、参加者が会場に入る経路、控室と会場の位置関係を説明できるように検討します。
撮影範囲に含めた場所は、ロビーの掲示物や他の催事の看板が写らないよう、撮影日の会場使用を調整します。
写り込みは公開前に点検します
撮影した映像に写り込んだ他社のロゴ、催事の看板、掲示された名簿、人物については、公開の可否を確認します。著作権法第30条の2は付随対象著作物の利用に関する規定で、軽微な構成部分であることや権利者の利益を不当に害しないことなどの要件に沿って判断します。人物の肖像や名簿の個人情報は、この規定だけでは処理できません(e-Gov法令検索 著作権法/文化庁 令和2年改正)。必要に応じて同意の確認、写り込みの除去、撮り直しを行います。
館内の美術品や装飾も、公開範囲によっては権利者への確認が必要になる場合があります。公開前に、写り込んだ物を一覧にして確認する担当を決めます。
掲載・共有先は三つに分けて同じリンクを使います
撮影したVRは、自館サイトの会場ページへの埋め込み、見積書へのVRリンク掲載、営業メールでの共有の三つの場所で使います。Roovook 3D VRはSales Engineページに埋め込め、デジタル見積書や営業資料でも同じリンクを使えます。更新時は、再撮影したVRのURLと埋め込み先を確認し、必要なリンクを更新します。
公式サイトでの掲載例として、第一ホテル東京は宴会場ページに「宴会場デジタルパンフレット」と「3Dウォークスルー」を並べて案内しています(第一ホテル東京 宴会・会議・イベント会場、2026年9月29日閲覧)。VRを工程のどこで送るかは3D VRを宴会セールスの工程で使う方法で扱っています。
改装を控えた宴会場の撮影時期を想定する
半年後に大宴会場の内装改修が決まっているホテルで、いつVRを撮影するかを決める場面を想定します。改修前に撮影すると、改修後の状態との差を確認して再撮影を判断することになります。改修後まで待つと、その間の提案にVRを使えません。この場合、中会議室と客室を先に撮影し、大宴会場は改修後に撮影する、という分け方を本記事では想定します。
実際の判断は改修の範囲と提案の予定によって変わります。
撮影前のチェックリスト
会場ごとに、未設営で撮るか代表的なレイアウトを組むかを決める
入口から会場までの動線と控室を撮影範囲に含めるか決める
撮影日に他の催事の看板・掲示物・人物が写らないよう会場使用を調整する
写り込んだ物の一覧を作り、公開前に確認する担当を決める
掲載・共有先(自館サイト・見積書・営業メール)ごとにリンクの置き場所を決める
改装・什器の入れ替え時に再撮影を判断する基準を決める
よくある質問
Q. VRの撮影は未設営と設営済みのどちらがよいですか。
どちらにも役割があります。本記事では、その会場で受ける催事の形式を一つ組んで撮影し、他の形式は図面で補う方法を想定しています。
Q. 撮影した映像に人が写ってしまった場合はどうしますか。
公開の可否を確認し、必要に応じて本人の同意の確認、写り込みの除去、撮り直しを行います。写り込みを避けるよう、撮影前に会場を整えます。
Q. 改装後はVRを撮り直す必要がありますか。
改装後の状態とVRの差を確認し、案内への影響に応じて再撮影を判断します。撮り直すまでの間は、変更点を案内に明記します。
撮影の準備が公開後の作業を決めます
ホテルの宴会・MICEセールスのための管理システムを提供するルーブックでは、宴会場・客室・付帯施設と動線を360°で撮影し、自館サイトへの埋め込みと見積書・営業メールでの共有に使えるRoovook 3D VR(Sales-Engine Pro以上)と、自館サイトからの問い合わせを受け付けられるRoovook Sales Engineを提供しています。
撮影前の会場の準備と公開後の更新については、お問い合わせフォームからご相談ください。