3D VRを宴会セールスの工程で使うとは
3D VRを宴会セールスの工程で使うとは、宴会場・客室・付帯施設を360°で撮影したコンテンツを、問い合わせへの初回回答、提案、会場下見、契約後の運営打ち合わせという各工程で、どの目的に使うかを決めて運用することです。本記事では、Roovook 3D VR(Sales-Engine Pro以上)を例に、工程ごとの使い方と、写真・図面との役割分担を整理します。
ひと目でわかるポイント
初回回答では、候補会場のVRリンクを図面・収容人数と一緒に送ります。
提案では、主催者が社内の決裁者へ転送できる資料としてVRを位置づけます。
VRだけでは確認しきれない項目があるため、図面、担当者への確認、現地下見と組み合わせます。
工程ごとの使い方を一覧にします
工程 | VRの使い方 | 一緒に送る資料 |
|---|---|---|
初回回答 | 候補会場の全体と入口からの動線を見せる | 図面・レイアウト別の収容人数 |
提案(主催者の社内承認用資料の共有) | 会場、控室、ロビーから会場までの動線を決裁者へ転送してもらう | 見積書・レイアウト案 |
会場下見 | 候補会場・控室・動線を下見の前後に見直す | 下見の確認項目一覧 |
運営打ち合わせ | 搬入経路、受付位置、機材の設置位置を画面で確認する | 進行表・BEO(宴会指示書) |
四つの工程は本記事の整理であり、案件によっては下見を省く場合や、提案と下見の順序が入れ替わる場合があります。
初回回答では図面と収容人数に添えて送ります
問い合わせへの初回回答で会場の候補を示すとき、VRのリンクは図面とレイアウト形式別の収容人数と一緒に送ります。VRで雰囲気と規模感を、図面で寸法と収容人数を確認できるようにします。
来館前に提供する会場情報の整え方は来館前に提供する宴会場の会場情報で扱っています。
提案では決裁者へ転送できる資料として使います
社内承認が必要な案件では、主催者の担当者が決裁者へ会場の様子を説明する場面があります。Roovook 3D VRはモバイルリンクで共有でき、主催者はそのリンクを社内へ転送できます。見積書のWebリンクと同じメールに添えると、主催者と決裁者は同じメールから見積とVRをそれぞれ確認できます。
稟議に必要な資料の構成は稟議を通しやすい会場見積書の作り方を参照してください。
会場下見の前後で確認項目を絞ります
VRだけでは確認しきれない項目があります。下見の前に主催者がVRで全体を見ておくと、当日は吊り物の可否、電源の位置、搬入口の寸法、音の条件など、VRだけでは確定できない項目に時間を使えます。下見の後にVRで空間を見直し、レイアウト案と照合します。日本のホテルにはオンラインでの会場下見を案内する例もあります(新横浜プリンスホテル 宴会場オンライン相談会、2026年9月29日閲覧)。
下見で確認する項目は会場下見のチェックリストにまとめています。遠方の主催者が来館できない場合の進め方は3D VRとビデオ通話で進めるオンライン会場下見で扱います。
運営打ち合わせでは位置の確認に使います
契約後の運営打ち合わせでは、受付の位置、機材の設置位置、搬入経路をVRの画面を見ながら確認します。主催者側の設営業者や配信業者が来館前に経路を確認する資料にもなります。確認した内容は宴会指示書に記載し、当日の担当者へ共有します。RoovookのBEO機能(Sales-Engine Pro以上)を使う場合は、確認事項をそのBEOに記載します。
VRで確認した位置は設営図面にも反映します。図面の確認項目は会場レイアウト図面のチェックリストを参照してください。
200名の表彰式で本社の承認が必要な場合を想定する
地方の支社が主催する200名の表彰式で、会場の決定に本社の承認が必要な場面を想定します。支社の担当者は候補ホテルの会場を下見していますが、本社の決裁者は来館できません。この場合、初回回答で送ったVRリンクと見積書のWebリンクをそのまま本社へ転送してもらい、決裁者が同じメールから会場と費用をそれぞれ確認する流れになります。
下見は支社の担当者だけで行い、VRだけでは確定できない項目に絞ります。承認の手順は主催企業ごとに異なります。
VRを工程に組み込むチェックリスト
初回回答のひな形に、候補会場のVRリンクの欄を設ける
VRと一緒に送る図面・収容人数・見積書を工程ごとに決める
下見の確認項目から、VRで事前に見られる項目と現地で確定する項目を分ける
運営打ち合わせで確認した位置を宴会指示書と設営図面に反映する
改装や什器の入れ替えがあったとき、VRの再撮影を判断する担当を決める
よくある質問
Q. 3D VRがあれば会場下見は不要になりますか。
案件によります。電源の位置、搬入口の寸法、音の条件など、VRだけでは確定できない項目は図面、担当者への確認、現地下見で補います。VRは下見で見る項目を絞るために使います。
Q. VRのリンクは初回回答と提案のどちらで送りますか。
本記事では初回回答から送り、提案では見積書のWebリンクと同じメールに添える運用を想定しています。
Q. VRの撮影は何を準備すればよいですか。
撮影前の会場の状態と公開先の決め方は3D VRコンテンツの撮影準備と公開先の決め方で扱っています。
VRを工程に位置づけて資料をそろえます
ホテルの宴会・MICEセールスのための管理システムを提供するルーブックでは、宴会場・客室・付帯施設と入口からの動線を360°で撮影し、モバイルリンクで共有できるRoovook 3D VR(Sales-Engine Pro以上)と、見積書をWebリンクで共有できるRoovook e-RFPを提供しています。
VRをどの工程で誰に送るか——工程ごとの資料の組み合わせについては、お問い合わせフォームからご相談ください。